News #1. 前のバージョンとの違い
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お読みください
以前から使用していただいているユーザーの方々には、バージョンアップに伴い変更された点を把握していただく目的で、このページが作られています。重要な変更等もある場合がありますのでこのページを良くお読みいただくことをお薦めします。
敵サーチ・ステータス操作機能
今までは、自動配置の敵などはスクリプト上から捕捉することが困難でしたが、敵サーチ命令によってこのような敵キャラの捕捉が可能となりました。敵の捕捉が容易になったため、敵ステータスの取得や変更も可能になりました。これにより、敵にダメージを与えるなどの処理も行えます。なお、敵配置や敵ステータス操作などの敵番号には変数も指定できるようになりました。
ダメージを与える方法
今までは、登場キャラの HP を スクリプトで 0 にしても死亡判定がされていませんでしたが、今バージョンではスクリプトから HP を変更しても死亡判定が行われるようになりました。トラップなどの仕掛けを作るのに使用できます。同様に、敵キャラの HP を 0 にすることによって敵を倒すことも出来ます。
一枚絵の呼び出し
今までは、一枚絵を瞬時表示にしてもメッセージが呼び出されるまでは実際に表示されませんでしたが、今バージョンからは瞬時表示についてもその場で表示するようにしました。また、キー入力が必要なメッセージはうっとうしいけどちょっと何か表示したい、というときのために、キー入力なしで一定時間だけメッセージを表示する、簡易メッセージ命令が追加されました。これは今までのバージョンでも呪文詠唱時に使われていたような形式のメッセージです。
標高最大値の増加
いままではマップの標高は最高で 40 としていましたが、今バージョンからは 200 まで使用できるようになりました。
敵の行動パターン
敵キャラの俊敏性にマイナスの値を設定することで、近づくと逃げ出すような行動をとらせることが出来るようになりました。また、通常攻撃力を 0 に設定することで魔法しか使用しない敵キャラを作れるようになりました。
武器の属性付加
武器に魔法属性を設定できるようになり、敵キャラの属性によるダメージの優劣が左右されるような武器を作れるようになりました。このとき、武器の属性によって攻撃時のエフェクトが変化するようにしました。敵キャラの攻撃エフェクトも属性ごとに武器と同様に変化するようにしました。
敵の最大出現数
今までマップに配置できる敵の最大数は 64 であると記載されていましたが、実際は 0 番の敵番号は使用できなくなっているので正しくは 63 でした。0 番は使用しないよう注意してください。
メッセージ表示のオプション
スクリプトからメッセージを表示する際、左下のコンパスや右下のミニステータスを表示するオプションを設定することができるようになりました。案内板などで方角を指示する場合にはコンパスを表示すると分かりやすくなると思います。
総合開発環境のリストボックス
今までのバージョンでは、総合開発環境でリストボックスから別の項目を選択すると画面がリセットされ、選択した項目がリストボックスの下のほうにスクロールされてしまって使いにくいという問題がありましたが、今バージョンからは選択した項目がリストボックスの中央になるようにしましたので、以前よりは使いやすくなったと思います。
スクリプト編集の改良
今までは、スクリプト編集の時に別のタブに移動すると編集していた行が 0 に戻ってわからなくなってしまうという問題がありましたが、今バージョンからはスクリプトの行を保持するようにしましたので使いやすくなったかと思います。また、マッププロセスの始まりと終わりに移動できるボタンを設けました。スクリプトが長大になってくると役立つかもしれません。
ステータスに顔グラフィックの表示
ステータスを表示するときに登場キャラの顔グラフィックを表示できるようになりました。登場キャラ設定から顔グラフィックの設定を行うことで表示できます。
確認ダイアログの強化
各所において確認ダイアログを表示するようにしました。シナリオデータの新規作成時、マップデータの新規作成・読み込み・保存時、総合開発環境ウィンドウの×ボタンを押したときなど、誤操作によってデータが失われるのを防ぐことが目的です。
スクリプトにコメント記述
スクリプトの中にコメントを挿入することが出来るようになりました。複雑になりすぎたスクリプトを少しでも分かりやすくする助けになるかもしれません。ちょっとしたメモ代わりにも使用できます。
地図座標の簡単設定
マップを作る際に地図上の座標を設定する必要がありましたが、マップの一般設定に地図が表示されるようにし、これをクリックするだけで簡単に設定できるようになりました。
魔法の優劣設定
今までは魔法の属性で優劣を設定しなければなりませんでしたが、今バージョンからは優劣を特に定義しないことも可能になりました。
アイテム使用の判定
「その他」のアイテムが使用できるようになりました。これらのアイテムが使用されたことをスクリプト内からアイテム使用命令によって検出できます。イベントなどでアイテムの使用をトリガにしたい場合に使えます。
クレジット
RPG 起動直後のメインメニューにて、クレジットという選択肢が追加されました。これを選ぶと、一般設定で設定した RPG タイトルと著作権表示、URL が表示されます。著作者名などを設定しても使われていなかったので作ってみました。
その他
細かいバグフィックスや、操作性向上のための微妙な変更なども加えられています。例えば、魔法の習得を判定する命令で、判定が間違っていたのを修正しました。また、スクリプト編集でメッセージの入力ボックスを大きくしました。他にもありますが特に明記する必要がないので省略します。