アイテム
アイテムの名前や効果等の設定を行います。装備品などはいろいろなものを作成することが出来ます。アイテムを豊富に用意すると、ゲームがより一層面白いものになるでしょう。



(1) アイテムリスト
設定されたアイテムの名称一覧が表示されます。256 個まで利用できます。リストの右下には対応するアイテム画像が表示されます。ここで表示にしようされる画像は、敵キャラのときと同じく、"Data" ディレクトリの "_Item.bmp" という結合後の画像です。詳しくは画像結合ツールを参照して下さい。また、000 番は何もない画像(透過色で塗りつぶした画像)にしておいて下さい。000 番は「アイテムなし」を示す識別子となります。たとえば、アイテム一覧で、アイテムがない場所には 000 番に設定した文字列が表示されます。
(2) 名称
選択されたアイテムの名称が表示されます。(くどいですが)名称はあまり長いものを使用しないようにして下さい。
(3) 種類
このアイテムの種類、要するに効果を指定します。これにより、設定項目が変化するので注意して下さい。詳しくは、下の種類別の設定をご覧下さい。
(4) 標準売値
スクリプトの売買コマンドでこのアイテムを売却する際に、規準となる売値です。売買コマンドでは、アイテム売却の価格を個々で設定した売値に対する倍率で設定します。詳しくはスクリプトの売買コマンドを参照して下さい。画面の注意書きにもあるように、この項目を 0 にするとこのアイテムは売却や捨てることができなくなります。ゲーム中で重要なアイテムに対して売値を 0 に設定するといいでしょう。
(5) 必要レベル
このアイテムを使用するのに必要なレベルを設定します。必要レベルに達していないアイテムは、所持しても使用することが出来ません。
(6) 種類別の設定
上で設定した種類によって異なる、個別の設定があります。種類別による設定項目を以下の表にまとめました。アイテムを作る際に重要です。
種類
種類の説明
設定項目
効果なし
イベント等に使用するための、直接使用できないアイテムに対して設定します。
特に無し
HP回復
MP回復
HP または MP を回復する効果のあるアイテムです。
(a) 回復量
HP または MP を回復できる量を設定します。
武器
通常攻撃力を増やすためのアイテムです。
(a) AP容量増加
この武器を装備したときに AP 容量が増加する量を設定します。例えば、重い武器の場合は大きな値にします。詳しくはゲームシステムの項をご覧下さい。
(b) 攻撃力
通常攻撃力が増加する量を設定します。
(c) 命中率
武器個別の命中率を設定します。
(d) 特殊効果
装備品に付加できる特殊な効果です。詳しくは特殊効果の別表を参照して下さい。
(e) 魔法属性
武器に魔法属性を指定すると、魔法を使用したときと同じように、敵の種類との相性による優劣関係が生じます。また、攻撃時のエフェクトがその種類のものに変化します。直接攻撃のエフェクトは _Effect.bmp にあります。



通常・魔法防御力を増やすためのアイテムです。
(a) AP容量増加
この防具を装備したときに AP 容量が増加する量を設定します。例えば、重い防具の場合は大きな値にします。詳しくはゲームシステムの項をご覧下さい。
(b) 通常防御力
通常防御力が増加する量を設定します。
(c) 魔法防御力
魔法防御力が増加する量を設定します。
(d) 特殊効果
装備品に付加できる特殊な効果です。詳しくは特殊効果の別表を参照して下さい。
特殊
特殊効果を得るためのアイテムです。
(a) 特殊効果
装備品に付加できる特殊な効果です。詳しくは特殊効果の別表を参照して下さい。

別表・特殊効果一覧
特殊効果を設定する際は、特殊効果の種類を選択するとともに、その特殊効果の大きさを表す数値として、定数X を設定して下さい。また、特殊効果には適した種類を一応設けました。これは、この種類の装備品に対して設定することが望ましい、ということを製作者の意図として示しただけで、これ以外の装備品にも設定することは出来ます。
特殊効果
適した種類
説明
HP吸収
MP吸収
武器
与えたダメージの一部を、攻撃者の HP または MP として吸収します。定数X には、与えたダメージの何 % を吸収するのかを設定します。100% よりも大きく設定することも出来ます。一応負の値にも出来ます。負にすると攻撃の一部を自分も受ける(?)というわけの分からん武器も作れてしまいますね。
ダメージ反射
防具
受けたダメージの一部を敵にも与えます。定数X には、受けたダメージの何 % を跳ね返すのか設定して下さい。
HPを徐々に回復
MPを徐々に回復
防具・特殊
装備しているだけで、だんだんと HP または MP が回復していきます。定数X には回復速度を設定します。RPG 実行ツールが既定の FPS で動作したとすると、定数Xを 10 にしたとき 1 秒あたり 1 回復します。マイナスにすると、だんだん HP や MP が減るという、「呪われた」装備品が作れてしまいます。
HP最大値増加
MP最大値増加
防具・特殊
装備すると、HP または MP の最大値が増加します。定数X にはその増加量を設定します。この特殊効果の就いた装備品を装備すると、最大値は増えますが、そのときの HP や MP 自体は回復するまでもとのままです。定数X は、この効果に対してはマイナスの値を設定しないで下さい。ステータスが狂う可能性があります。
射程増加
魔法攻撃力増加
特殊
装備すると、魔法射程または魔法攻撃力が増加します。定数X にはその増加量を設定します。定数X は、この効果に対してはマイナスの値を設定しないで下さい。ステータスが狂う可能性があります。

(7) 説明
アイテムを選択する際に、表示される説明文を設定します。アイテム選択の際にはアイテムの画像も表示されます。説明は画面にも注意書きがあるように、1 行あたり全角で12文字以内でお願いします。

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