Queek II システムの構成
RPG 製作ツール Queek II のシステムは、以下の 2 つのプログラムから成っています。いづれも Microsoft Visual C++ 6.0 によって開発されています。
総合開発環境 "Queek2Kit.exe"
アイテムやキャラクターなどの設定ツール、マップチップ等の画像管理、マップエディタ、簡易スクリプトエディタ、C 言語コンパイラなど、RPG の開発に必要な機能をすべて組み込んだ開発ツールです。このプログラムを使って各種設定を構築します。ただ、総合開発環境のスクリプト編集機能はあくまで簡易的なものですので、これについては外部の高機能エディタを用意されることをお勧めします。私はとある機会にもらった MIFES を使っています。オンラインソフトでは EmEditor などでしょうか?お勧めのエディタを発見された方は教えてください。Queek I ではマップエディタが独立していましたが、Queek II では総合開発環境に統合されました。詳しくは総合開発環境の章をご覧下さい。
RPG ランタイム "Queek2Run.exe"
作成したデータ、マップ、スクリプトを読み込んで、実際にゲームとして動かすためのプログラムです。完成したゲームを配布する際はこのプログラムだけを添付します。配布形式にする前は直接起動することはなく、総合開発環境から間接的に呼び出して使います。前版では DirectDraw を使用していましたが、Queek II では使用していません。このため要求される CPU スペックは多少高くなりますが、前版公開当時より PC の性能も上がっているので問題ないと思います。詳しくは RPG ランタイムの章をご覧下さい。