ゲーム開発手順

開発手順について

この節では、製作開始から完成・公開までの大まかな流れを説明します。この作業をこの順番でやらなければならない、という明確な基準ありません。それぞれの作業の進捗状況に応じてバランスよく開発を行ってください。

まずサンプルを実行

とりあえず、最初にサンプルシナリオ (シナリオと言うほどのものでもないが) を実行してみてください。サンプルをプレイすることによってだいたいどのようなことができそうかわかると思います (とはいえサンプルで使っている機能はごく一部なのですが)。そしてこの段階で製作する RPG (じゃないかもしれないけど) に実装する機能を大まかに考えておくとよいでしょう。サンプルを実行するには、総合開発環境を起動し、[ファイル] モードで Queek II インストール先の Sample ディレクトリにある "Sample.qk2" を開き、[動作確認] コマンドを実行します。

素材の用意

ゲームを作る際に最も重要な素材はやはり画像データでしょう。Queek II に使う主な画像はマップチップ画像、アイテム画像、キャラクターの顔グラフィック、地図などいろいろありますが、マップチップが一番重要です。あと、効果音 (WAVE) や BGM (MIDI) も用意する必要があります。サンプルシナリオに使われているデータは自由に流用、改造等していただいてかまいませんが、本格的に製作をするとなると自分で用意する必要があります。

各種設定

総合開発環境にて、作成するアイテム、魔法、キャラクター等の設定を行います。設定項目はたくさんありますので全部を最初に作ろうとせず、他の進み具合に応じて徐々にデータを追加していきます。サンプルシナリオのデータを参考にしてください。

マップの製作

RPG 製作の最も象徴的な作業ですね。マップエディタを使ってマップを作っていきます。マップエディタを使う前に、使用したいマップチップを総合開発環境で設定しておく必要があります。

スクリプトの製作

各マップに関連付ける動作をスクリプトとして記述していきます。初めはサンプルやチュートリアルのスクリプトをコピーして必要な箇所だけ修正する形で行い、慣れてきたら徐々に独自の処理を追加していきます。

テストプレイ・デバッグ

製作が進行するのと並列してテストプレイは行ってください。スクリプトの記述ミス、つまりバグを取り除く作業がデバッグです。公開するまでにはできるだけバグをなくすことが望まれます。

公開・配布

ゲームが完成したら、(公開したい場合) 自由に公開・配布することができます。詳しくは配布方法の貢をご覧下さい。

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