ファイル構成
駅舎プラグインは、RailSim ディレクトリ中の Station ディレクトリに ID となるディレクトリ名のディレクトリを作成し、この中に次の例ようにファイルを入れてください。次の例では、"MM01" という ID のプラグインを作成する場合の例を示します。
<RailSim> | RailSim がインストールされているディレクトリです。 |
├ <Station> | 駅舎プラグインを入れるディレクトリです。 |
├ ├ <MM01> | 駅舎プラグイン個別の ID をディレクトリ名にします。 |
├ ├ ├ Model.x | 駅舎のモデルデータです。このファイル名は固定です。 |
├ ├ └ Station.txt | 駅舎の定義ファイルです。このファイル名は固定です。 |
定義ファイル書式
上の例を継続して説明すると、"Station.txt" には次のような内容を書きます。
多線中型駅01 | 1 行目には、プラグイン名を入力します。 |
おかづ | 2 行目には、製作者の名前を入力します。 |
30.0 | 3 行目には、モデル中のスケールでのレール幅。 |
4 | 4 行目には、ホームを作る数を入力します。 |
(75.0,0.0,1000.0),(75.0,0.0,-1000.0) | 5 行目以降には、ホームの線路座標を入力します。 |
(0.0,0.0,1000.0),(0.0,0.0,-1000.0) | |
(-75.0,0.0,1000.0),(-75.0,0.0,-1000.0) | |
(-225.0,0.0,1000.0),(-225.0,0.0,-1000.0) |
ここでも、スケール設定のためにレール幅を入力する必要がありますね。駅なのでレール幅がモデル中でどのくらいになっているかを調べるのは簡単だと思います。 ホームの数ですが、これは正確には駅舎中を通る線路の数ということになります。実際に乗降用の「ホーム」がなくても、例えば列車の通過のために「ホーム」の間に作られた線路も、ひとつのホームとして数えます。これは、実際にその例として「ホーム」のないホームが使われています。
5 行目以降に、設定した数の分だけ、ホームに敷く線路の座標を入力します。この座標は、モデル中で使われている座標で直接入力します。スケールを考慮した補正は自動的に行われます。括弧で区切って一つの座標とし、カンマで区切って合計 2 つの座標を入力します。もちろん始点と終点の座標です。この例のように、整数値であってもわざわざ ".0" を入力する必要は必ずしもありません。ここで作るホームの線路は線路設置の曲線のような線路ではなく、直線になります。また、ホームの線路は高架であっても橋脚は建設されません。モデルの段階で橋脚や床を作っておいてください。
カーブホームの作り方
ホームの開始座標と終了座標を同じ座標にして、これを {(制御点数)-2} 行分書きます。そして最後の 2 点は普通に書きます。こうすることで、同じ座標を指定した行と最後の 2 点の行までがひとつのホームとして認識されます。例えば、ABC という 3 点を制御点としてカーブホームを作りたい場合、A,A / B,C という具合です(スラッシュは改行と思ってください)。ABCDE という 5 点を使う場合は、A,A / B,B / C,C / D,E という風です。なお、同じ座標を入力した行も数えたホーム数を定義ファイルには記述しておいてください。実際にはカーブホームの数を考慮したホーム数が表示されるので問題ありません。裏業が発見された前のバージョンでは 3 点までしか使えませんでしたが、コードの改良で何点でも基本的に使えるようになっており、さらにカーブホームの数も考慮した最終的なホームの数が表示されるように改良されています。お試しください。