ファイル構成
車輌プラグインは、RailSim ディレクトリ中の Train ディレクトリに ID となるディレクトリ名のディレクトリを作成し、この中に次の例ようにファイルを入れてください。次の例では、"DD51R" という ID のプラグインを作成する場合の例を示します。
<RailSim> | RailSim がインストールされているディレクトリです。 |
├ <Train> | 車輌プラグインを入れるディレクトリです。 |
├ ├ <DD51R> | 車輌プラグイン個別の ID をディレクトリ名にします。 |
├ ├ ├ Model.x | 車輌のモデルデータです。このファイル名は固定です。 |
├ ├ └ Train.txt | 車輌の定義ファイルです。このファイル名は固定です。 |
定義ファイル書式
上の例を継続して説明すると、"Train.txt" には次のような内容を書きます。
DD51形(赤) | 1 行目には、プラグイン名を入力します。ID とは関係ありません。 |
おかづ | 2 行目には、製作者の名前を入力します。 |
28.0 | 3 行目には、モデル中のスケールでのレール幅を入力します。 |
192.0 | 4 行目には、モデル中のスケールでの前後の車輪間隔を入力します。 |
280.0 | 5 行目には、モデル中のスケールでの車体の長さを入力します。 |
8.0 | 6 行目には、RailSim 速度単位系で最高速度を入力します。 |
プラグイン名は、ID とは全く別物です。マップデータを保存する際には ID だけが保存され、プラグイン名は保存されないので、このプラグイン名は他の方が作ったプラグインと重複しても問題ありません。この例では、車輌型番と色をプラグイン名としています。
製作者名は、プラグインを選択する際に表示されます。
レール幅は、すなわち左右の車輪間隔ということになりますね。モデル中での左右の車輪の間隔を直接入力するだけでいいので簡単です。
前後の車輪の間隔も、モデル中のスケールで入力します。この DD51 の例では、実際は DD51 ですから車輪は左右それぞれ 6 個ずつあるわけですが、車輌として走らす際に、前後のどの位置でレールにピッタリあわせるかを設定するために、このようなパラメータを設定する必要があります。この例では、前 2 つの車輪の中間点と、後 2 つの車輪の中間点との距離を前後の車輪間隔として設定してあります。このパラメータは、前の車輪も後ろの車輪も原点から等しい距離の点にあるという前提で設定します。
車体の長さも、前端と後端が原点から等しい距離の点にあるという前提で設定してください。モデリングする際も、左右(X 軸)、前後(Z 軸)ともセンタリングしておいてください。また、Y 軸については、正方向が上とし、「車輪が線路と接する点」の Y 座標がちょうど 0.0 となるようにモデリングしてください。
最高速度は、RailSim の独自単位系であり、時速などではありません。この設定は、実際に設定して動かしてみて、どの程度が適切か確かめてみることが一番だと思います。